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EB-1ユーザーとしてこのベースのすばらしさを他に伝えたいと思っているひとりです。ここでは、オリジナルと リイシューの両方を紹介します。また、それ以外のギブソン系のベースやギターも取り上げていきたいと思っています。



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EB-1は、ギブソンがこの世に問うた最初のエレクトリックベースである。何故バイオリン型のベースになったのかは定かでは ないが、元々マンドリンなどの楽器を扱っていたギブソン社のこと、コントラバスのエレキ版を構想したのは想像に難くない。 では何故ホローボディでなくソリッドになったのか。ギブソンはこのベースの発表の前年、かのジャズギタリスト、Lester William Polfus のエンドースと協力のもとで、後にフェンダーのストラトキャスターと人気を二分することとなるレスポールを発表している。 レスポールは、レスターの研究したログといわれる、エレキギターを開発していく上でネックとなっていたハウリングとサスティ ーンを研究し、その解決法を盛り込んだ試作ギターを原型として造られている。そうした経験を元にコントラバスのエレキベース を造る上でもマホガニーのソリッドボディが選択されたのではないかと考える。



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EB-1プレイヤーの筆頭にあげられるのは、なんといってもマウンテンのベーシスト、フィリックス・パッパラルディである。 彼がこのベースにこだわったのは、マウンテンサウンドを支える重厚なボトムはこのベースによってでしか得られない、とい うことではないだろうか。近年のスラップなどのパーカッシブなサウンドが主流の中では、このベースで得られるサウンドは モウモウしていて輪郭のはっきりしないものと見られがちだ。しかし、見方を変えれば当時のハードロックの音作りの中では レズリー・ウエストのようなシャープなギターソロを引き立たせる上で必須のアイテムだったともいえよう。



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かのジョン・ポール・ジョーンズも意外にもEB-1の隠れファンだったかもしれない。


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武道館でのEB-1を弾くバッパ氏とクリエイション、竹田氏とのショット。

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武道館ライブのパンフから、EB-1を手にするリハーサル風景でのバッパ氏。


EB-1は、いつからEB-1と呼ばれるようになったのか

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EB-1は、いつからEB-1と呼称されるようになったのだろうか。もちろんこのEB-1というのは、このベースに対す るギブソン社が与えた型番である。一般的には、EB-1が60年代末にリイシューされた際に、上記画像にあるようにトラスロッドカ バーにEB-1と刻まれたことから、EB-1と称されるようになったとの説が有力だった。


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オリジナルEB-1が発売された当初、ギブソン唯一のエレクトリック・ベースだったEB-1には、あえて型番を振る 必要がなかったため、カタログ上も単に「Electric Bass」と紹介されていた。そのため、オリジナルが発売された当時は、EB-1 とは、呼称されていなかったと言われていた。上記は1954年のカタログ。下記は、1956年のカタログである。


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下記に掲げたカタログをよく見て欲しい。何と、EB-1と紹介されているのが分かる。このカタログは1958年のも のである。この年は、ギブソンの新たなエレクトリック・ベース、EB-2が発表された年である。このセミ・アコ版ベースの登場に より、識別の必要が生じて正式にEB-1という呼称が先の「Electric Bass」に対して付けられたということだろう。オリジナルEB-1は、生産の最終年になってやっと名実共にEB-1たり得たのである。



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