EB−1に合うベース・アンプにはどんなものがあるだろうか。EB−3であればアンディ・フレーザーやジャ ック・ブルースしかり、MarshallのSuper Bassがまず筆頭にあげられるだろう。EB−1の場合はどうだろうか。まず、思い浮かぶ のは、やはりマウンテンのフィリックス・パッパラルディの使用していた「SUNN」のフルチューブ・アンプではないだろうか。し かし、かつて、パッパラルディが轟音を轟かせていたアンプは、現在では極めて入手が困難である。(たとえば下記のような…)
ただ、過去に、日本楽器(現在のヤマハ)が僅かではあるが、チューブ・アンプではなく、SUNNのトランジス タ・アンプを輸入していたことがある。現在でも奇跡的にこうした時代のアンプを手に入れられる機会が無いわけではない。今回 、幸いにも下記に紹介するソリッド・ステートのコロシアム・アンプを入手する機会に恵まれた。
現在の癖のないサウンドを特徴とするベース・アンプとは違い、このアンプは'70年代を彷彿とさせる極めて ゴツゴツとした癖のあるサウンドを特徴としている。実際にパッパラルディがこのアンプを使用していたがどうかは分からないが、 かつて、WHOのジョン・エント・ウイッスルをはじめとしたプレイヤーが使用していたことが確認されている。ちなみに現在でも ベース・シミュレーターなどに幾多の名アンプと共にそのサウンドが再現されている。
下記は、適当な画像がなかったので購入したShopのページから引用させてもらった。
当時のSUNNのソリッド・ステート・アンプのカタログ。
ステージでコロシアム・アンプを使用するジョン・エント・ウイッスル。