ギブソンのロゴは、その年代や形態に応じて様々な呼び名が付けられている。これまで、60年代後半に造られた リイシューEB-1のギブソン・ロゴは、上の画像にあるように、「i」にドットのない、いわゆる「ドットレス・アイ」と呼ばれる ロゴで、さらに「o」の文字も上部に切れ目のある「オープン・オー」と呼ばれるロゴが用いられているのが一般的に知られてい た。しかし、最近国内や欧米のオークションに出品されているモノの中にそれとは異なるロゴの付けられているモノが散見される ようになった。この頁ではこのロゴにまつわる新たなトリビアを取り上げてみたい。
下記は、今回トリビアのきっかけとなった、ギブソン・ロゴの「i」にドットのあるヤフオク出品のリイシューのヘッド。
しかし、よく思い返してみると下記のように以前から「i」にドットのあるロゴに出くわしていた。
下記は、大幅に改造されたリイシューのヘッド。ペグは、スパーゼルに変えられている。しかもこのロゴは、他 の「ドット・アイ」とは違い、「オープン・オー」になっているようだ。
これは、トラスロッドカバーが変えられているので分かり難いが、このヘッドは今回TOPに掲げたリイシューのヘッド。
上記は、見慣れた通常のリイシューEB-1である。
上記は、飾りラインの付けられていない個体である。リフィニッシュのために塗装をはいだりしたわけではない。
両個体を並べてみた。基本的にポットデイト的には、ラインなしの方が旧かった。単なる職人の気まぐれなのかど うかは、今となっては、どうでもよい推測なのかもしれない。