上記画像に写っている67年製のEB-3と65年製SGの詳細について紹介。ベースとギターの違いはあるが、この時期 の変遷が垣間見える。ネックジョイントの違いは顕著だ。67年と言えば、ギターの方は、ラージ・ピックガードに移行した時期で ある。ベースでは、まだスモールガードが継続されるが、止めているネジの数が多くなっている。
下記画像に写っている65年製SGは、ヘッド裏のシリアルの上に「2」(セカンド)の刻印がある。一般にセカンド というとB級品のイメージだが、この60年代の半ばは、米国にとってまさにベトナム戦争の渦中であり、その影響でギターの売れ行 きは芳しくなかったという。その為、一旦店頭に並んだ商品が返品されることも少なくなかったという。こうした商品が再度出荷 される際に付けられたのが、このセカンド・マークだったという説がある。
この65年製SGは、すべてクローム・ハードウェアで、65年も後期の特徴を有している。ピック・アップは、いわ ゆる「ナンバード・パフ」と言われるものである。音的には、意外なことに一聴するとフェンダーのテレキャスターのようなシャ リッとした感じの音がする。ゴトさんのところのリンクにもこの頃のSGを詳細に紹介したページがあったが、今は閉じられている ので、代わりにこちらで紹介することにした。
下記の画像は、ネック・ジョイントである。光の関係か、ひび割れのように見えるのは、ウェザー・チェックで ある。ネックのヒール部に被さるようにボディ部が伸びているのが特徴である。
下記の画像は、ネック・ジョイントである。光の関係か、ひび割れのように見えるのは、ウェザー・チェックで ある。ネックのヒール部に被さるようにボディ部が伸びているのが特徴である。
下記の画像は、最近手に入れたSGリイシュー・ベースの限定機種であるシュプリーム・ベースをEB-3 '67年と比 較したものである。